葉酸に対してマカは?
葉酸は、妊婦さんや妊娠希望の女性、または妊娠希望の夫婦に勧められることの多いものです。
有名な効果としては、妊娠初期に摂取することでお腹の赤ちゃんを先天性異常のリスクから遠ざけることができる、というものですが、男性が摂取することで、精子の染色体異常を軽減できる、などの効果がありますから、夫婦揃っての葉酸摂取がいいとされるんですよ。
男性といえば、男性によく勧められるものの中に、マカがありますが、マカの効果はどのようなものなのでしょうか。
葉酸は、妊娠しやすい体作りができると言われています。
マカはというと、妊娠力アップにいいとされています。
ED(勃起不全)に効果があるのは有名ですね。
その他のマカの効果として、集中力の低下を防ぐことや、慢性疲労にも効果があるんですよ。
マカがEDに効果があるのは、陰茎動脈の血行を促せるというデキストリンやアルカロイドという成分が入ってるからです。
また、亜鉛も含まれていますが、これは精子自体の数を増やす効果があり、精子の運動量を増やして元気にすることもできます。
アルギニンという成分は、勃起不全自体に効果的です。
天然のバイアグラ、という別名まであるマカですが、食物なので副作用もなく、安心して摂取できます。
集中力アップに効果のあるチロシンや、疲労回復に効くBCAA(分岐鎖アミノ酸)や糖質も入っているマカ。
妊娠力を高めたい方以外にも、オススメできそうです。
http://www.wildspiritwest.com/entry2.html
葉酸摂取は適量を守って
葉酸は、特に妊婦さんやお腹の赤ちゃんに良いとされる栄養素です。
葉酸が、細胞分裂に関わり新陳代謝を促すものなので、胎児が正常に育つために必要だからです。
しかし、体に良いものだからと言って、何でも過剰に摂るのはよくはないんです。
摂取量の目安というものがあるくらいですから、多くても少なくてもいけないんです。
日本で定められている妊婦さんへの葉酸摂取量は、1日当たり400μgですが、アメリカでは800μg推奨だそうです。
しかし、その1日当たりの上限量は一緒で、1000μgです。
普通の食生活ですと、過剰摂取になることはないであろう葉酸の摂取ですが、サプリを使っていると、1000μgも簡単に超える量を摂取できます。
影響を受けやすいお腹の赤ちゃんのためにも、上限を超えてしまわないように気をつけてください。
上限量を超えて摂取すると、赤ちゃんへの影響としては、小児喘息やアレルギー体質になりやすい、という可能性が出てきます。
しかし足りないと、神経管の病気になり兼ねません。
お母さんへの影響もあります。
多く摂取しすぎると副作用はやはり出るもので、味覚障害や皮膚疾患が出るといいます。
少ない場合にも問題はあって、悪性貧血や動脈硬化の心配が出てきます。
葉酸は、サプリと食事の両方からのアプローチをして、適量を摂取できるのが望ましいですね。
その葉酸サプリは天然?合成?
葉酸は、お腹の赤ちゃんと妊婦さんであるお母さんにとって、とても重要な役割のある栄養素です。
水溶性のビタミンであることから、摂りすぎた分は体外へ排泄されますから、脂溶性のビタミンのように体に溜まってしまうことは、普通はありません。
普通はない、ということは、過剰摂取してしまうと、いくら水溶性ビタミンでも害になることがある、ということ。
サプリで葉酸を摂取する場合、特に注意が必要です。
そのサプリが天然成分ではなく、化学合成されて作られている合成成分のサプリだと、悪影響が出る場合があるからです。
食物からの葉酸摂取や、天然成分のサプリであるなら、問題視されることはないんです。
合成の葉酸サプリがなぜいけないかと言うと、価格を抑えるため、などの理由で、材料が石油系などであることが多いからです。
石油を体に取り込むのは、あまりいいイメージがないものですよね。
化学合成されているサプリの成分は、吸収率が悪く、効果が薄れてしまうものが多いのです。
これは体が食物だという認識をせず、必要ないものだと判断するため。
私たちの体に備わっている、自己防衛の機能からです。
また、吸収は悪いのに、残留性は高いというのも良くない点です。
そこから、副作用が出ることがあります。
胎児への合成葉酸サプリで分かっている副作用は、小児喘息になってしまう可能性が高い、というものが第一に挙げられます。
必ず喘息になるということではありませんが、これは、天然葉酸サプリでは問題ないといわれていることです。
天然成分はコストパフォーマンスは悪いものが多いです。
しかし、安全性は高いといえます。
サプリで葉酸を摂取する場合、天然か合成か、で、比べるのもいいかもしれません。
血管が老化する?
葉酸は、血管を若返らせることに期待ができるもの。
つまり、血管が老化してしまうということですが、ここで、なぜ血管が老化するのか考えてみたいと思います。
血管は、常に動いているものですよね。
だからこそ私たちは動いていられますが、生きていくうえで血管は働きをやめません。
何でもそうですが、使えば使うだけ、老朽化します。
血管には血管年齢というものがあって、実年齢より老けてしまう場合があります。
悪性物質の中に、ホモシステインというものがあります。
必須アミノ酸であるメチオニンの代謝物なので、健康な体の人にもあるもの。
このホモシステインが血管の中で悪さをするんです。
活性酸素というのは、私たちの体の中で酸化して老朽化させるものです。
血管の中で生まれた活性酸素により、血管は固くなります。
それが、動脈硬化のもとです。
血管が老化しても、いいことはありません。
葉酸は、ビタミンB12と一緒に働くことで、この原因であるホモシステインを減らす役割があります。
葉酸を摂取して、血管を若々しくしていきましょう。
葉酸の過剰摂取で起こる可能性のある症状って何?
ビタミンB群の仲間の葉酸は、水溶性の栄養素で、食物からたくさん摂取しても必要のない分は体外へ排出されてしまうもの。
ですが、葉酸のサプリメントなどですと手軽に摂取できるので、過剰摂取になってしまう場合があります。
サプリは食物からの摂取に比べ、吸収率がアップしていることからも、摂取目安量を守らないと、過剰摂取になることがあります。
葉酸の過剰摂取でいくつかの病気や、症状が出る可能性があります。
例えば、ビタミンB12についてですが、葉酸を過剰になるまで摂取してしまうと、ビタミンB12の欠乏症の症状が見つけにくくなってしまうことがあるんです。
そこから、悪性貧血であることが潜んでいる場合も、発見が遅れてしまうことに。
また、抗葉酸剤というものがありますが、葉酸を多く摂りすぎてしまうと、この薬剤の効果を下げてしまうということもあるんです。
母体に出る可能性のあるもので言えば、熱を出したり呼吸障害を起こすといったものや、閉経した後に乳がんになる可能性が上がるというものなどがあります。
胎児への影響では、亜鉛の吸収を抑えてしまうということから、発育不全に繋がるだろうというものが挙げられますし、産まれてから小児喘息になる可能性が僅かですが上がるだろうと言われています。
つまり、葉酸を摂れればそれでいい、と、葉酸サプリを多く摂りすぎてしまうことが問題なんです。
葉酸サプリ自体が悪いのではなく、摂取量を守っていれば、何の問題もありません。
妊娠で勧められることが多くなる葉酸ですが、妊婦さんへのオススメでも摂りすぎてはお腹の赤ちゃんにもよくありませんから、量はきちんと守ってください。
妊娠初期に葉酸を摂取目安量を守って摂ることで、胎児の神経管の異常を防ぐなどのメリットがあります。
亜鉛の吸収が悪くなる?
葉酸は、ビタミンB群の一種の栄養素です。
熱に弱く水に溶けやすいので、食物からの摂取がしにくいもの。
そのため葉酸は、食物からの摂取では、過剰摂取にはなりにくいものです。
厚生労働省が推奨する葉酸の摂取量というのもサプリメントなどの栄養補助食品から摂取する数字を指しています。
厚生労働省の推奨する成人への葉酸サプリの摂取目安は、1日当たり240μg。
妊婦さんには、そこにプラスして200μg摂取するように言われています。
なぜ妊婦さんに葉酸が勧められるかというと、お腹の赤ちゃんが先天性奇形や神経管欠損症などになるのを予防する効果があるため。
ですが、手軽にサプリで摂取できるため、副作用も懸念されます。
この場合の副作用も、サプリからの副作用であり、食物からは副作用はでないだろう、と言われ、もしあっても軽度である、と言われています。
葉酸を過剰に摂取してしまった場合のひとつに、亜鉛欠乏症というものがあります。
葉酸は亜鉛とくっつくので、亜鉛の吸収が悪くなり起こる症状です。
亜鉛欠乏症の主な症状としては、食欲不振、味覚障害、皮膚疾患などがあります。
よほどの葉酸の過剰摂取じゃないと起こらないとは言われていますが、葉酸をサプリから摂取する場合、そのパッケージに記されている摂取量を必ず守るようにしてください。
葉酸は血管の若返りに効果がある?
血管の老化って、イメージが湧かないかもしれませんが、高血圧や動脈硬化などの血管が固くなってしまっている状態を、血管の老化と指します。
血管年齢というものがあるそうで、実年齢よりも血管年齢が上の場合もあるんだとか。
葉酸には、血管を若返らせる効果がある、といわれています。
これは、血中にあるホモシステインという悪性物質を減らせるからです。
ホモシステインとは、必須アミノ酸であるメチオニンが体の中で分解されたときにできる代謝物ですから、健康な人の体にもあるもの。
活性酸素は、体の中を錆びさせて老化に導くものです。
活性酸素とコレステロールが結びつくことで、血管にも悪影響があります。
血管の内側にくっついて、血液の通り道である血管を狭くしてしまうんです。
活性酸素自身に血管を固くしてしまうという悪い作用もあるので、結果、動脈硬化になってしまいます。
それ以外にも悪いことがあるんです。
活性酸素は血管の内側に傷を作るのです。
体の見えるところに傷ができると、血小板が集まって傷を治そうとしますよね。
これが、体の中の血管の中でも起こります。
ですが血小板が多く集まってしまうので、血管はどんどん固くなってしまうんです。
そうすると動脈硬化に繋がりますから、脳梗塞などの危険もあります。
葉酸がどう効果的なのかというと、葉酸とビタミンB12が一緒に働き、ホモシステインをメチオニンに戻したり、他の成分に分解したりします。
体に悪影響なホモシステインを減らすことができるんです。
海外には、葉酸の摂取が義務づけられている国もあり、その結果、脳卒中で倒れる人が減った、というような良い効果をもたらしているそうです。
日本はまだ葉酸摂取が義務化されていませんが、厚生労働省が摂取をすすめています。
葉酸を食物から摂取する場合、多く摂っても問題はありません。
サプリなども併用して摂取する場合、亜鉛の吸収が悪くなる、などの場合がありますから、サプリを使う場合、許容上限を守った方がいいですね。
葉酸の、摂取許容上限は1000μgですから注意して下さい。