葉酸摂取は適量を守って
葉酸は、特に妊婦さんやお腹の赤ちゃんに良いとされる栄養素です。
葉酸が、細胞分裂に関わり新陳代謝を促すものなので、胎児が正常に育つために必要だからです。
しかし、体に良いものだからと言って、何でも過剰に摂るのはよくはないんです。
摂取量の目安というものがあるくらいですから、多くても少なくてもいけないんです。
日本で定められている妊婦さんへの葉酸摂取量は、1日当たり400μgですが、アメリカでは800μg推奨だそうです。
しかし、その1日当たりの上限量は一緒で、1000μgです。
普通の食生活ですと、過剰摂取になることはないであろう葉酸の摂取ですが、サプリを使っていると、1000μgも簡単に超える量を摂取できます。
影響を受けやすいお腹の赤ちゃんのためにも、上限を超えてしまわないように気をつけてください。
上限量を超えて摂取すると、赤ちゃんへの影響としては、小児喘息やアレルギー体質になりやすい、という可能性が出てきます。
しかし足りないと、神経管の病気になり兼ねません。
お母さんへの影響もあります。
多く摂取しすぎると副作用はやはり出るもので、味覚障害や皮膚疾患が出るといいます。
少ない場合にも問題はあって、悪性貧血や動脈硬化の心配が出てきます。
葉酸は、サプリと食事の両方からのアプローチをして、適量を摂取できるのが望ましいですね。