妊娠初期の葉酸の過剰摂取が危険?!

妊娠初期に必要だと言われる葉酸ですが、その過剰摂取は危険だというんです!

葉酸過敏症っていったい何?

ビタミンB群の仲間である栄養素の、葉酸

水溶性のビタミンで、加熱に弱く、水に溶け出しやすいものです。

そのため、食物のみから妊婦さんへの摂取目安である、1日当たり400μgの葉酸を摂取するのは難しいと言われています。

なので、葉酸をきちんと摂取するため、葉酸サプリを使うことが多いんです。

葉酸は、食物から摂取する分には、副作用がないと報告されている栄養素。

葉酸サプリの摂取上限は、1日当たり1000μgとされています。

これを超えてしまうと、副作用の心配が出てきます。

 

葉酸過敏症、という言葉は聞いたことがありますか?

葉酸サプリを過剰に摂取した場合に起こり得る副作用です。

葉酸を過剰に摂取したことにより起こる場合のある症状で、発熱や痒みが出ます。

1日に1000μgを超えた量の葉酸サプリを摂取すると、葉酸過敏症になる可能性があるんです。

 

葉酸には種類があります。

「食事性葉酸」と「モノグルタミン酸葉酸です。

食物に入っているのは食事性葉酸ですが、葉酸サプリに使われているのはモノグルタミン酸型の葉酸なんですよ。

モノグルタミン酸型は、体の中で使われるのに効率よくなっていて、食事性葉酸の約2倍も吸収がいいんです。

そこからも、葉酸過敏症になる恐れがあるので、1日に1000μgを超える量は望ましくありません。

 

葉酸は、妊娠初期に必要なものですから、葉酸サプリも上手に活用することが大事です。

摂りすぎには気をつけながら、付き合っていくのがいいと思います。